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ルビー・ブラフのマイ・フェア・レディ 


Ruby_Braff_Music_From_My_Fair_Lady.jpg
Music From My Fair Lady / Ruby Braff (amazon.co.jpのページ)

そのほとんどの歌がスタンダードになっているLerner & Loeweのミュージカル「マイ・フェア・レディ」のジャズ版といえばShelly ManneがAndre Previnと組んだContemporary盤が有名ですが、このRuby BraffとDick HymanのデュオによるConcord盤も素晴らしい出来です。
ミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」は主演のオードリーの美しさと楽曲(歌)の良さで時々見るのですが、実際に歌っているのはオードリーではなく、別人だそうです。DVDには、オードリー自身の歌もオマケで入っています。悪くはないのですが、やはり別人が歌っている本編のほうが断然イイです。
DVDの機能を生かして歌の部分だけをプログラムして見ることがあるのですが、Ruby Braffのこのアルバムは、映画の歌と同じ順番で演奏されています。まさにDick Hymanのピアノの伴奏でRuby Braffが、あたかも歌っているようにコルネットを演奏しています。
1曲1曲を慈しむように丁寧に演奏が進行していきます。映画の場面を思い浮かべつつ聞くのも一興かもしれません。
最後は、大好きな曲"I've Grown Accustomed to Her Face"です。レックス・ハリスン演じるヒギンズ教授がオードリー扮するイライザを愛していると意識した時に歌われる歌で、多くのジャズマンが取り上げています。ここでのRuby Braffは、愛する女性に対する男の優しさを感じさせる溜の効いた素晴らしい演奏を展開しています。

コメント (2)

kubota_toyoaki [TypeKey Profile Page]:

georgeさん、こんばんは!
タイムリーなご紹介ありがとうございます♪
ルビー・ブラフ、vanguard盤では唄伴の名手エリス・ラーキンスとのデュオがありますね。
そのデュオ2作を含む計3枚のLPを買いましたよ(^^)
georgeさんもおっしゃるとおり、本当に歌っているかのような演奏。
聴き応えがありますね。
ほんと、ピアノとのデュオがよく合うと思います。

こちらの1枚、趣向を凝らした作品ですね。
映画を思い浮かべながら聴くと楽しさ倍増です!
Concord盤も追々楽しんでゆきたいと思います(^^)

george [TypeKey Profile Page]:

kubota_toyoakiさん
いつもありがとうございます。
エリス・ラーキンスとのデュオも良さそうですね。
CDでコンプリート盤も出ているようです。
Concord盤は、多くが廃盤になっているようです。

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2006年12月03日 17:19に投稿されたエントリのページです。

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