大好きなピアニスト Tete Montoliu のenja盤です。
"Teteの再来"ということでスペインの盲目のピアニスト Ignasi Terraza を2度登場させているのですが、ついに本家のTete登場です。
Tete Montoliuは、スペインのバルセロナ出身で生まれつき目が不自由なのですが、両親の影響で音楽をはじめたようです。50年代にはドン・バイアスやライオネル・ハンプトンらヨーロッパに来たアメリカのジャズマンと競演を重ね、60年代にはデクスター・ゴードンをはじめとするアメリカのビッグ・ネームを迎えデンマークのコペンハーゲンにあるカフェ・モンマルトルに出演しました。70年代以降はStepleChaseから数多くのアルバムを発表ています。
彼の特徴は、アート・テイタム、オスカー・ピーターソンらにも勝るとも劣らない超絶技巧と強力なスイング感で、このアルバムでも1曲目から快調にとばしています。録音された場所は、ドイツのミュンヘンにある"domicile"というクラブで、アップテンポの曲とバラードを交互に演奏しています。饒舌な彼のピアノに聴衆が魅了されている様子が手に取るようにわかります。
メインサイト"Jazzland"にNew CD追加しました。
コメント (4)
最高ですよね!このアルバム。
テテは私も大好きです。
私も以前、日記に書きました(^^;)
アップテンポのボディ&ソウルはまるで彼のオリジナル曲のようですね。
ブロッサム・ディアリーのスウィート・ジョージー・フェイムも
完全に彼のレパートリーになっていますね。
歌うようなピアノが最高です!
本当に饒舌、音数が多いですね。
バラードでの陰影に富んだ表現も魅力ですよね。
カタロニアンならではの血かもしれませんね。
私の新婚旅行がスペインだったのでバルセロナも行きました。
ガウディだけでなく様々な文化の交錯する素晴らしい街でした。
Posted by: kubota_toyoaki | 2006年08月06日 00:00
日時: : 2006年08月06日 00:00
kubota_toyoakiさん
コメントありがとうございます。
"Sweet Georgia Fame"ってブロッサム・ディアリーの曲だったんですか。知りませんでした。原曲聞いてみたいです。
私の新婚旅行は、ドイツでした。まだ東西が分離されていたころで、東ベルリンでチェット・ベイカーの東独盤を買いました。中身は、enjaから出ていた"Peace"でした。
Posted by: george | 2006年08月06日 09:17
日時: : 2006年08月06日 09:17
>"Sweet Georgia Fame"
ブロッサム・デイアリーの原曲はいろいろなアルバムに入っていますよ。
イギリスの歌手ジョージ・フェイムへのトリビュート・ソング。
もうひとつジョン・レノンに捧げた「Hey John」も一緒に聴ける「1975」が傑作です。
高田敬三先生の解説も素晴らしいですよ。
壁崩壊前のベルリンを訪ねられたとは羨ましいですね。
歴史の一頁をご覧になりましたね。
Posted by: kubota_toyoaki | 2006年08月08日 22:36
日時: : 2006年08月08日 22:36
やはりジョージ・フェイムがらみの曲だったんですね。
ジョージ・フェームも好きです。マーティン・スコセッシのドキュメンタリー映画
Red,White & Bluesにも彼が出てきます。
ブロッサム・ディアリーはVerve盤しか持っていません。
今度、探してみます。
Posted by: george | 2006年08月08日 23:59
日時: : 2006年08月08日 23:59